日蓮聖人のご命日

宗祖日蓮大聖人御会式法要
宗祖日蓮大聖人御会式法要

御会式とは日蓮聖人のご命日に行う法要のことです。言うならば日蓮様のご法事です。 

ご法事なのに

まるで、お祝い事かの如く、紅白の御会式花に紅白餅をお供えします。

それは、

今日私たちが【妙法蓮華経】をお唱えし、たもち続けられている事に「感謝と歓喜」の気持ちが込めているからなんです。

法華経の【見宝塔品第十一】というお経が御座います。

「しきょ~なんじ~、にゃくざ~んじ~♪」

とリズミカルに読むお経で聞き覚えのある方も多いと思います。

「この法華経はたもつことが難しい、もし暫くもたもってくれる者がいたならば、私(お釈迦様)はとても嬉しい」と述べられているわけです。

それ程までにたもつことが難しい【妙法蓮華経】は実は日本に一番最初に伝来した経典です。

この【妙法蓮華経】を聖徳太子は絶賛し、これを元に【十七条の憲法】を作成いたしました。

日本初の日本国憲法が【妙法蓮華経】をもとに作られたわけです。

そんな偉大なお経なわけですが、時の流れとともに、信仰は、神秘的で魅力ある密教や、流行のお念仏に傾き、次第に忘れ去られます。

そんな中、鎌倉時代に現れた人物こそ、日蓮聖人なんです!!!!

仏教経典を宗派問わず広く学び、聖徳太子に続いて再び【妙法蓮華経】を選び出されたのです。

しかしその布教活動は先の経文に述べられた通り困難を極めるものでありました。

「大難四箇度、小難数知れず」と言われる様に、数々の命の危機に面しながらも、【妙法蓮華経】の布教に人生をかけられたのが日蓮聖人なのです。

今日、有難いお題目を唱えられることに感謝しまた歓喜し、日蓮聖人のご命日の法要を厳修させて頂きました。

ご参拝、法話聴聞、閲覧の皆様、誠に有難う御座いました。